中国語にも「~個、~杯」などの言い方があります。

ふさわしい量詞を使うことでさらに自然な中国語が話せます。

今回は特に食事に関係する量詞を勉強しましょう。

料理が「一皿」を表す表現が複数ある

例えば料理が「一皿」という言い方はお皿の大きさで異なります。

一人用の取り皿では「碟 dié」、数人でとるような大皿は「盘 pán」を使います。

一人前は「份 fèn」を使って表します。

「一碟菜(小皿に乗っている料理)」「一盘菜(大皿に乗っている料理)」「一份菜(一人前の料理)」のように量詞が違うと意味が変わってきます。


カップに入っているものを数えるには「杯 bēi」を使い、ビンに入っているものは「瓶 píng」、缶に入っているものは「听 tīng」で表します。

「一杯啤酒(ジョッキビール)」「一瓶啤酒(瓶ビール)」「一听啤酒(缶ビール)」のように量詞の違いで意味が変わります。


ブロック肉などかたまりになっているものは「块 kuài」、スライス肉など薄くなっているものは「片 piàn」といいます。

ナイフやフォークなど柄があるものは「把 bǎ」、箸など二つで一つのものは「双 shuāng」、お椀や丼物は「碗 wǎn」と言います。

例文で見てみましょう

点三份煎饺。 Diǎn sānfèn jiānjiǎo
(焼きギョーザ三人前を注文する)

一盘炒菜来了。 Yìpán chǎocài láile
(炒め物一皿お待たせしました)

服务员,要大杯生啤! Fúwùyuán,yào dàbēi shēngpí
(すみません、生ビール大ください)


「份」は一人前の量、「盘」は大皿、「杯」はカップに入っているものを数える量詞です。

2つ目の例文の「来了」は注文した商品が来たことを表しています。

練習問題に挑戦

ふさわしい量詞を使って日本語を中国語にしてみましょう。

1. 寿司一皿100円。
2. 一杯の牛肉麺。
3. 一杯のコーヒー。
4. この豚ブロック肉をください。
5. 箸が二膳足りない。



ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。

ヒントと解答解説はこの下です。


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 -ヒント

寿司 … 寿司shòusī
麺 … 面miàn
豚肉 … 猪肉zhūròu
足りない … 不够búgòu
箸 … 筷子kuàizi

解答と解説

テストの答え

1. 寿司一碟100日元。
2. 一碗牛肉面。
3. 一杯咖啡。
4. 要这块猪肉。
5. 不够两双筷子。

 2.3.
麺はどんぶりに入っているので「碗」、コーヒーはカップやグラスに入っているので「杯」を使います。

 5.
量詞を使った表現の「2」は基本的には「两 liǎng」を使います。