今回は副詞「只 zhǐ」について勉強してみましょう。
それ以外ないこと、数量が限定されていることを表します。
只zhǐ ただ、~ばかり、~だけ
副詞は動詞の前に位置します。
動詞の前に「只」を置いて、「ただ~しかない」ということを表します。
例えば「我只吃面包」で「私はパンだけを食べた」と、それ以外にしていないことを表します。
通常、副詞は動詞か形容詞にしかつかないのですが、「只」は名詞につくこともできます。
「彼だけ」「半年だけ」「一個だけ」のように、物事の数量が限定されていることを表します。
ちなみに、動物や対になっているものを数える量詞として使うときは「只 zhī」と一声で発音します。
例文で見てみましょう
我只去过北京。 Wǒ zhǐ qùguo Běijīng
(私は北京にだけ行ったことがある)
我只知道他的名字。 Wǒ zhǐ zhīdào tāde míngzi
(私は彼の名前だけを知っている)
只我知道他的名字。 Zhǐ wǒ zhīdào tāde míngzi
(私だけが彼の名前を知っている)
例文2つ目では只が動詞について「名前だけ知っている」ということを表しています。
3つ目は名詞に只がついて「私だけ」と、知っている人に人数が限定されています。
練習問題に挑戦
中国語を日本語に、日本語を中国語にしてみましょう。
1. 我只通知了领导。
2. 只你一个人去吗?
3. 这里只有小孩子。
4. 私たちの中で、彼だけが車を運転できる。
5. 彼はドライバーだけで修理する。
ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。
ヒントと解答解説はこの下です。
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-ヒント
领导lǐngdǎo … リーダー
小孩子xiǎoháizi … 子供
私たちの中で … 在我们当中 zài wǒmen dāngzhōng
ドライバー … 螺丝刀 luósīdāo
~を使って … 用yòng
解答と解説
1.3.5.
動詞について、それだけの動作しかないことを表します。
3.
「只有+(人物)」で「~だけがいます、~しかいません」という意味を表します。
2.4.
名詞について、一人しかいない、彼しかいないということを表します。