中国語では時間を表す表現はどこに位置するのでしょうか。

英語などの文法とは異なりますので注意しましょう。

時間や時刻を表す表現は「主語の前か後」、動作の回数や期間を表す表現は「目的語の位置」

中国語の文法では時間や時刻を表す表現は「主語の前」もしくは「主語のすぐ後ろ」です。

例えば今年jīnnián、这个月zhègeyuè(今月)、下个星期xiàgexīngqī(来週)、九月一号jiǔyuèyīhào(9月1日)などです。

英語だと「I study on Sunday.」のように曜日や時刻は文の後ろに来ますが、中国語では前になります。


もう一つ注意したいのが中国語では動作の回数や期間は別文法の扱いとなります。

例えば一次yícì(1回)、两个小时liǎnggexiǎoshí(2時間)、三天sāntiān(3日間)などの表現が動作と結びついている場合は、目的語の位置に持ってきます。

数量補語(または時量補語、動量補語)といいます。

例文で見てみましょう

两点我学习中文。 Liǎngdiǎn wǒ xuéxí zhōngwén
(私は2時に中国語を勉強する)

我学习两个小时中文。 Wǒ xuéxí liǎnggexiǎoshí zhōngwén
(私は2時間中国語を勉強する)

什么时候你学习? Shénme shíhòu nǐ xuéxí
(いつあなたは勉強しますか?)

你学习多长时间? Nǐ xuéxí duōcháng shíjiān
(あなたはどれくらい勉強しますか?)


例文1つ目は「我两点学习~」としてもかまいません。時刻を表す表現は主語の前か後に位置します。

2つ目4つ目の文のように動作を「どれくらいの期間」したかを表す表現は目的語の位置に置きます。

練習問題に挑戦

日本語を中国語にしてみましょう。

1. 私は中国に1回行ったことがある。
2. 私は来週中国に行く。
3. 彼は来年中学校に行く。
4. 私たちはホテルに3日間泊まった。
5. あなたは何時に帰ってきますか?



ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。

ヒントと解答解説はこの下です。


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 -ヒント

行ったことがある … 去过qùguo
中学校に行く … 上初中shàng chūzhōng
ホテル … 酒店jiǔdiàn
泊まる … 住zhù
何時 … 几点jǐdiǎn

解答と解説

テストの答え

1. 我去过一次中国。
2. 下个星期我去中国。
3. 明年他上初中。
4. 我们住三天酒店。
5. 几点你回家?

 1.4.
動作の回数や期間を表す語なので目的語の位置に来ます。

 2.3.5.
時間なので主語の前、もしくは後ろに来ます。