英語では「I am fine(私は元気です)」のように「主語+動詞+形容詞」の語順になります。
しかし中国語の形容詞の文には、特殊な言い回しをするのでなければ動詞は必要ありません。
形容詞がそのまま述語になる形容詞述語文
「主語+形容詞」で表現できます。
肯定文の場合、よく副詞「很hěn」を形容詞につけます。
この時の「很」には特に強い意味はなく、日本語に訳す必要はありません。
意味を強調したいときは、「很」の代わりに「太tài(とても),非常fēicháng(非常に)」などの表現を使います。
否定形は形容詞に「不bù」をつけます。
その時に「很」をつけると、「とても~ではない」という強い否定の語になってしまうので、普通の否定の場合は「很」をつける必要はありません。
例文で見てみましょう
我很好。 wǒ hěn hǎo
(私は元気です)
今天不冷。 jīntiān bùlěng
(今日は寒くありません)
他心情很不好。 tā xīnqíng hěn bùhǎo
(彼は機嫌がとても悪いです)
「很不~」の形になると強い否定の表現になります。
練習問題に挑戦
日本語を中国語にしてください。
- この料理はおいしいです。
- 私の体重は軽くありません。
- 今回の決定は非常に重要だ。
- あなたたちの処理はとても遅い。
- 私があなたのところへ行くのはとても都合が悪い。
ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。
ヒントと解答解説はこの下です。
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-ヒント
料理 … 菜cài
体重 … 体重tǐzhòng
今回 … 这次zhècì
処理 … 处理chǔlǐ
都合がいい、便利 … 方便fāngbiàn
解説と解答
1.
料理ひと皿ふた皿と数える語は「份fèn」なので「这份菜」ということもできます。
3.4.
ほかの副詞を使うときは「很」は使いません。
5.
「很不方便」は「とても不便である」の方が自然な訳し方になるかもしれません。