メルマガNo636
「把ba」を使った構文で
目的語を動詞の前に位置させて、
目的語を強調するできます。
今回は把構文での注意するポイントを考えます。
一つ目に、把の後ろの目的語は、
話し手と聞き手双方にとって
既知のものでなければなりません。
ただ単に「本」「日本人」など
不特定のものではなく、
「あの本」「柔道をやっている人」などのように
双方がわかる具体的なものになります。
二つ目に、把構文の動詞は「看」「做」などのように単独では使いません。
「看完(見終わる)」「做好(やり終わる)」のように
補語の形にするか、
「看一看」「做做」のように重ね型にするか、
「了」などの要素をつける必要があります。
三つ目に、いくつかの動詞表現は
把構文にしないといけません。
例えば「在zài」「成chéng」「到dào」などが
動詞について結果補語となる場合は、
目的語を前に持ってきて「…を~にする」という形にします。
例文を見てみましょう
请把那本书还给我。 qǐng bǎ nàběnshū huángěi wǒ
(あの本を返してください)
你把这篇文章念一下。 nǐ bǎ zhèpiān wénzhāng niànyíxià
(この文章を読んでください)
我把你的手机放在沙发上。 wǒ bǎ nǐde shǒujī fàngzài shāfāshàng
(私はあなたの携帯をソファーの上に置いた)
それぞれ
请把书还给我。
你把这篇文章念。
我放在你的手机沙发上。
のような形にはすることができません。
では問題にチャレンジしてみましょう。
問題
「把」を使った中国語文の正誤を答え、間違っている場合は訂正してください。
1. 我把人教导了。
2. 我把日语翻译成中文。
3. 我把你家钥匙丢。
4. 我把一辆车碰到墙壁。
5. 我把淋浴修好了。
ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。
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-ヒント
教导jiàodǎo … 教える
翻译fānyì … 翻訳する
钥匙yàoshi … カギ
丢diū … なくす
碰pèng … 当たる
淋浴línyù … シャワー