日本で漢方薬いうと顆粒になっている風邪薬のようなものをイメージするかもしれません。
中国でもそんな感じの漢方薬はあるのですが、重い症状だったり本格的な治癒を目指す場合はもっとちゃんとした漢方を煎じて使います。
本当に経験豊富な漢方医は脈を図って、いくつか体の場所を見るだけで、何も聞かなくてもどこが悪いかわかります。
同じ症状でも人によってその根本の原因となっている部分が違います。そのため治療のアプローチは患者それぞれ異なります。
漢方は基本的には病気自体を治すということよりも、免疫力を高めたり体質を改善させることで病気でない状態に身体を作っていくことに重きが置かれていると思います。
薬も漢方医がその人にとっての適量を見極めて配合してくれます。上記写真はこれで一日分です。
基本的にぐつぐつ煮込んで漢方エキスを煮出します。
今回の漢方はまず水につけて15分。その後火にかけて沸いてから30分。その後漢方薬をツボから出して、ザルで濾してから液体を約2時間煮込みます。
これを1日3回飲みます。煮込むのに時間がかかるので、非常にめんどくさいです。
味は最悪にまずいです。「良药苦口(良薬は口に苦し)」とはまさにこのことですね。