台湾国内感染が確認されて3週間ほどたちました。新規感染者が毎日200~400人ほど報告されていて、亡くなる方も毎日10~20人ほどいます。
すでに病院はいっぱいで病床の確保が難しくなってきているようです。
現在、警戒レベルが第三段階(第四レベルが最高)で元々5/28までの予定でしたが、6月中旬まで解除は見送られていています。
前回の記事でスーパーや店舗内に入るのに、実名登録が必要になったと書きましたが、その対策が強化されました。
警戒レベル3が発表されて入店時の実名登録が必要になったときには、手書きで名簿に書き込むか、QRコードを読み込んだら各店舗独自のウェブサイトのフォームに移動し、そこから氏名や電話番号を入力させる形でした。
しかし数日後に政府主導で統一のQRコード規格ができて、QRコードを読み込むとスマホのショートメッセージが送れるようになりました。
お店の情報は「場所番号」で管理され、こちらの情報はショートメッセージを送るときの携帯番号のみというシンプルな形になりました。
氏名や入店日時をいちいち入力する手間が省けました。このあたりの対応の素早さはさすが台湾と言ったところです。
また警戒レベル3により、図書館や映画館、その他遊戯施設などが閉鎖になっています。
台湾は割とあちこちに管理人不在のクレーンゲームコーナーがあるのですが、すべて閉鎖されていました。
スーパーの一角にあるゲーム台も停止されていました。本当に徹底されています。
今のところ外出制限はありません。ただ常時マスクの着用が義務付けられているので、たとえ運動中であってもマスクを外すことはできません。
もし違反すると最大3000台湾元(約12000円)の罰金が科されます。
また遊具を使った運動はできません。
普段はバスケットボールを楽しむ人がいつでもいますが、この時期はほぼ無人です。ゴールをよくご覧ください。
バスケゴールが使えないようになっています。感染症対策がここにおいても徹底されています。
飲食店は持ち帰りのみ営業可能です。
この唐揚げ屋は年配の夫婦でやっているお店です。そのためワクチンを打ったので、安心して買い物してくださいとアピールしています。
ほかにも学校はオンラインでの授業で行うこと、カラオケやバーやスポーツジムなどの閉鎖など、ある部分においては日本よりも厳しい措置をとっている台湾。
どこの国もそうですが、早く沈静化して落ち着いた生活を送れるようになれることを願っています。