今回は「いつも、ときどき、また」など動作の頻度を表す副詞を勉強しましょう。
副詞とは動詞や形容詞の前に位置して、動作や様態を補足する働きをする語です。
「经常jīngcháng」いつも 「再zài」また
頻度を表す副詞の一例として以下のようなものがあります。
经常jīngcháng(いつも、しょっちゅう)
总是zǒngshì(いつも、常に)
有时yǒushí(ときには)
偶尔ǒu’ěr(ときどき、たまに)
往往wǎngwǎng(往々にして)
平时píngshí(普段は)
再zài(また、再び)
又yòu(また、再度)
很少hěnshǎo(滅多に)
经常と总是は、经常はしょっちゅうという意味で英語にするとoften、总是はいつもという意味で英語のalwaysです。
偶尔と有时は、偶尔はたまに、有时はときにはという意味で、言い方に違いはあるものの二つの語の頻度の差は基本的にありません。
個人的には頻度の多さは「有时 > 偶尔」かなと思って使っています。
再と又はどちらも「また」という動作を繰り返すことを表す語ですが、再はまだ実現していないことに使い、又はすでに実現したことに使われます。
例文で見てみましょう
我们有时去KTV。 Wǒmen yǒushí qù KTV
(私たちは時々カラオケに行きます)
他想再唱一首。 Tā xiǎng zài chàng yìshǒu
(彼はもう一曲歌いたい)
他又唱了一个。 Tā yòu chàngle yìge
(彼はもう一曲歌った)
例文の2つ目はまだ歌っていないので「再」、3つ目は歌ったので「又」を使って「また~」を表現します。
練習問題に挑戦
ふさわしい副詞を使って、日本語を中国語にしてみましょう。
1. 母は往々にして道に迷う。
2. 彼女は普段オレンジジュースを注文する。
3. この辺りはめったに雪が降らない。
4. 私は常に仕事用の携帯をオンにしている。
5. どうぞまた来てください。
ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。
ヒントと解答解説はこの下です。
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-ヒント
道に迷う … 迷路mílù
オレンジジュース … 橙汁chéngzhī
注文する … 点diǎn
仕事用 … 工作用gōngzuòyòng
(機械を)オンにする … 开kāi
どうぞ … 请qǐng
解答と解説
1.
「往々に」と「たまに、しばしば」は意味上の差が小さいので、「偶尔,有时」を使ってもほぼ同じニュアンスになります。
3.
日本語だと「めったに~ない」といいますが、中国語では「とても少なく~する」という言い方で表現になります。
4.
「经常开」とすると、「しょっちゅうオンにしている」となり携帯がオフになっていることもあるような意味になります。
5.
「また来る」のはまだ起こっていないことなので「再」を使います。