紙状のものなら「1枚」、動物なら「1匹」、人なら「1名」など、日本語は使う名詞によって数字につける助数詞が変わります。
中国語も名詞によって使う量詞が違います。
服は「件jiàn」ズボンは「条tiáo」
日本語と同じような感覚で使うことのできる量詞もあれば、日本語とはカテゴリ分けの違うものもあります。
今回は特に混合しやすいものを区別して覚えていきましょう。
服装に関しての量詞ですが、シャツやコートなど上半身に身に着ける者を数える量詞は「件jiàn」です。
スカートやズボンなどは「条tiáo」を使います。
条は長細いものを数えるときに使う量詞です。
スーツ類などセットが基本になっているものは「套tào」を使います。
ピアスやイヤリングなど2つ組のものは「对duì」を使います。
靴や靴下、箸など2つで一つのものは「双shuāng」を使います。
对と双の違いは、「双」の方の語は片方がなくなると機能として使えなくなるものです。
例えばピアスは片方がなくなっても機能としては使用できるので、「对」を使います。
眼鏡やコンタクトレンズに関しては「副fù」を使います。
例文で見てみましょう
我带一件外套去。 wǒ dài yíjiàn wàitào qù
(一着上着を持っていく)
她正在试穿那条裙子。 tā zhèngzài shìchuān nàtiáo qúnzi
(彼女はその1着のスカートを試着しているところです)
订做一套西服。 dìngzuò yítào xīfú
(一着スーツをオーダーメードする)
量詞がつく場合、数字の2は「二 èr」ではなく「两 liǎng」を使います。
練習問題に挑戦
ふさわしい量詞を使って、日本語を中国語にしてください。
1. 友達が箸を一膳、私にくれた。
2. この(一つの)眼鏡、誰のですか?
3. 妻は2,3着チャイナドレスを試着した。
4. 一組の夫婦が2足の靴をオーダーメードした。
5. パンツを一枚買う。
ヒント不要な方はここで問題にチャレンジしてみてください。
ヒントと解答解説はこの下です。
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-ヒント
箸 … 筷子kuàizi
チャイナドレス … 旗袍qípáo
靴 … 鞋子xiézi
パンツ … 内裤nèikù
解説と解答
1.4.
箸や靴は「双」を使います。
2.
这副眼镜で「この一つの眼鏡」というニュアンスを表します。
4.
ひと組の夫婦は「对」を使って表します。
5.
パンツは件,条どちらを使っても構いません。