中国人を食をとても大切にしています。そして中華料理には漢方の概念が深く根付いています。
「上火」という漢方的概念があり、体内の熱を上げる食べ物を取りすぎると体内のバランスが悪くなり、ニキビ吹き出物や口内炎、鼻血やのどの痛みなど、体調不良につながると考えれています。
中華料理の食材には熱を上げる食べ物、熱を下げる食べ物があり、それをふさわしいシーンでふさわしいバランスで取るのがよいとされています。
熱を上げる食べ物、下げる食べ物の例
肉は熱を上げるとされています。特に犬肉やロバ肉は効くとされています。
ライチ、パイナップル、ドリアンなどの果物やニンニクショウガも熱を上げる食べ物です。
そのほか火鍋やスナック菓子やジャンクフードなども体内のバランスを崩すので、食べすぎには注意が必要です。
逆に熱を下げるとされる食べ物は冬瓜やキュウリやスイカやゴーヤなどの瓜系の野菜や果物はそれにあたります。
ほかにも梨、ゆず、緑豆、タケノコなども熱を下げると考えられています。
食材の効能の例
梨はのどに良いと考えられているので、梨を温めて食べるとよいと言う人がいます。痰の切れが良くなります。そのほか柑橘類、大根も痰が絡むときは食べるとよいとされています。
仙草というコーヒーゼリーのような黒いゼリーはデザートの定番です。夏の暑さによるバテを防ぎ、風邪をひきにくくする作用があります。緑豆も解熱作用があるとされているので、夏によく食べます。
パクチーや花山椒、唐辛子やミントは解毒作用やデトックス効果があるとされています。特に花山椒や胡椒は体の中の湿気を除くと考えられています。
中華料理に入っている八角は冷え性の改善、強壮作用、新陳代謝の活性化に効果があります。丁香という香辛料は抗菌作用があり、老化防止、胃腸の調子を整える効果もあります。
中華料理は奥が深いですね。