前回のこのコラムで台湾台北の北投(ベイトウ)温泉をご紹介しました。台湾で温泉を個室で楽しめる「湯屋(タンウー)」をご覧ください。北投は台北市の北側に位置した温泉地です。
台北市の南側には「烏来 wūlái(ウーライ)」という温泉地があります。今回はそちらの様子をご紹介します。
北投は電車で行くことができますが、烏来には電車の駅はありません。台北市から3-50分くらいバスに乗って行くことができます。そのためか北投ほど観光地化されてない印象です。
台湾にも少数民族がいて、こちらの地方にはタイヤル族という民族がいます。独自の文化を持っていましたが、現代では伝統的な服装をしている人を見かけることはありません。
温泉街に向かう途中で商店街を通ります。コロナの影響か人出はまばらでした。
こちらは温泉に入れる銭湯が並ぶ通りです。やはり人出はまばらです。
台湾は「湯屋(タンウー)」という個室風呂を提供しているところがあります。今回も大浴場ではなく、個室風呂でゆったりしたいと思います。
北投の温泉は硫黄のにおいがしっかりしましたが、烏来温泉にはにおいがありません。烏来温泉は弱アルカリ性炭酸泉で無色無臭で「美人の湯」と言われています。
浸かって5分で身体がぽかぽかになりました。こちらの個室は窓もあって、川のせせらぎを聞きながら入れてよかったです。
トロッコ電車が走っているようです。
トロッコに乗ると滝の見える名所まで行くことができます。滝までは温泉街から歩いて20分くらいなので、トロッコに乗らなくても行くことはできます。
烏来は川の中に温泉が湧いているスポットがあります。水着着用の上、だれでも無料で使える混浴温泉です。川床に下りると更衣室があるらしいのですが、地元のお年寄りたちのたまり場になっている中に入って行く勇気はありませんでした。
タイアル族の名物料理の一つはイノシシ肉です。イノシシ肉ソーセージの屋台がありました。味は普通のソーセージとの違いがあまり分かりませんでしたが、おいしかったです。
山菜料理も名物です。商店街を歩くといろいろな山菜料理をウリにしたお店が並んでいます。
下調べなしで適当なお店に入って料理を注文しました。どんな料理が出てくるかドキドキしました。味はとってもおいしかったです。特にエビと小魚のフライがおいしかったです。
竹ご飯もおすすめとのことで注文しました。竹の中におこわが詰められていて、竹を割って食べます。ほんのり竹の香りがついて、こちらもおいしかったです。