メルマガNo577

中国語で会話できるようになりたいと思いながら、言いたい表現がなかなか中国語で言えなくてもどかしい気持ちになることがありますか。

もちろんある程度の単語を覚えておくことや、基本的な文法を理解しておくことは必要不可欠です。

しかしある人たちの場合、言いたい表現が難しすぎるために会話できないという事がままあります。

 

言い回しが難しくないか

中国語で聞いて、中国語で考え、中国語で話すのが理想的ですが、かなり簡単な表現でない限り、言語学習中の人にとってそうするのは無理です。

私たちが第二言語第三言語として中国語を勉強している以上、基本的には日本語で言いたいことを考えて中国語に訳して話すことになります。

しかしわたしたちの日本語が難しいとそれを中国語にするのはさらに難しくなります。

 

例えば「あなたの曽祖父はご在宅でございますか?」などのような敬語表現や丁寧語は翻訳するのが難しいです。

極力言いたいことをシンプルな言い回しにして、文を簡単にしましょう。

 

曾祖父という単語を「爷爷的爸爸(おじいちゃんのお父さん)」、ご在宅を「在家(家にいる)」のように知ってる単語にする方が言ってて分かりやすいし、伝わる可能性が高くなります。

頭の中で「おじいちゃんのお父さんは家にいますか?」くらいにする方が中国語に変換しやすくなります。

 

目的語と動詞が逆になる

日本語の文法は「主語+目的語+動詞」の語順ですが、中国語は「主語+動詞+目的語」の語順です。

「私は大盛ラーメンを食べる」を日本語の語順のまま訳すと「我 大碗拉面 吃」となって、中国語としてはおかしな感じになります。

かろうじて「目的語+主語+動詞」なら中国語の文法として通用するので、目的語が長いときなどはまず目的語を先に言ってしまいましょう。

そうすると言い間違いや文法間違いが減ります。

 

主語がだれかを意識する

日本語では相手に「最近どう?」と言えば、普通は相手に聞いていることが伝わります。

しかし中国語では「你最近怎么样?」のように「你」をつけるべきです。

そうしないと誰の事について話しているのか不明瞭になります。

 

ほかにも「すぐ行きます!」というニュアンスで「马上去!」と言うと、「さっさと行け!」という意味にとられるかもしれません。

中国語では主語を省くと命令形のニュアンスになります。

会話の中で主語を意識して話すようにしましょう。